できるケースと、できないケースがあります。
大きく分けて2つのチェックポイントがあり、クリアした場合のみ1台にまとめることが可能です。
ポイント① PID対策の確認
まず、設置済みの太陽光パネルが「PIDフリー(対策済み)」かどうかの確認が必要です。
設置予定のハイブリッドパワコンにリレー機能(PID対策)が備わっている場合は基本的に問題ありません。
※薄膜系パネルなど一部接続NGがあります
パネルの型式を販売店へ共有し、販売店経由でメーカーや商社に確認してもらいましょう。
ポイント② 系統数(回路数)の確認
設置済み太陽光パネルの系統数(回路数)が、設置予定のハイブリッドパワコンの回路数と同じor少ない必要があります。
例として、4回路までしか接続できないハイブリッドパワコンに、5系統(回路)以上のパネルを接続することはできません。
画像は5系統の例です。
このようなケースでは、4回路のハイブリッドパワーコンディショナ1台にまとめることはできません。
ただし、以下の方法で系統数(回路数)を調整することが可能です。
(追加工事費用が発生することがあります)
異なる系統を直列でまとめる
同じ角度・同じ方位・同じ種類のパネルであれば、直列でまとめる(n系統→1系統)ことが可能です。
下記は4直と4直を繋げて8直にした画像です。
直列を増やすと電圧値が増加します。(直列数×モジュール電圧値)
直列施工後
異なる系統を並列接続工事を行う
同じ角度・同じ方位・同じ種類のパネル・同じ直列数のパネルであれば、並列でまとめる(n系統→1系統)ことが可能です。
下記は4直と4直を並列(2並列)に接続した画像です。
並列を増やすと電流値が増加します。(並列数×モジュール電流値)
並列施工後

系統組み換え工事を行う
主に並列接続工事を行うために施工される内容です。
既存の太陽光パネルのレイアウト(n直列)をパネルを剥がし、再度配線し直します。
これにより、直列数が揃うことで、並列接続工事ができるようになります。
系統組み換え後
他にも、『直列も増やせず並列もできない』といった、工夫しても接続できないパネルを系統から除外する際にも用いられる施工方法です。
ポイント②のまとめ
紹介した通り、ハイブリッドパワコンの入力回路数を満たすように、配線を工夫することで1つのパワコンにまとめることが可能です。
しかし、各メーカーごとに接続に関して可否判定を行う必要があり、既定の数値(電力・電圧・電流)を満たしていても環境要因などが考慮され、接続NGとなることがあります。
また、足場の仮設が必要となるなど、追加工事費用が必要な可能性があります。